まごころ葬儀初めてのお葬式

どんな方でも、葬儀には不安や疑問が多いものです。やまなかでは、従業員一同が「傾聴」の姿勢でお客様に向き合うことを徹底しております。どのように送られたいのか、どのように送ってあげたいのか、お葬式はその人、その家庭によっていろいろな形がございます。また葬儀を執り行う喪主は、宗教者、親族、会葬者と各方面に配慮しながら葬儀の段取りを進めなくてはいけません。まずはお客様の話を注意深く聴き、それぞれのご事情や想いを理解するように努めます。その上でご要望に沿った“その人らしいお葬式”を実現できるように誠実にお手伝いをさせて頂きます。

ご逝去から葬儀までの流れ

  • 01逝去

    病院・高齢者施設でもしもの時を迎えた場合

    警察署の扱いになった場合(事件や事故その他ご事情)

    ご自宅でもしもの時を迎えた場合

  • 02搬送

    状況に合わせて寝台車でお迎えにあがります。
    ご自宅でのご安置が難しい場合火葬場の霊安室民間の安置施設をご案内させて頂きますのでご安心下さい。
  • 03安置

    ご安置及びドライアイス処置をいたします。
    ご自宅の場合はお線香のご用意やドライアイス処置にお伺いさせて頂きます。
  • 04お打合せ

    ご葬儀の場所・日程・宗教形式・費用・流れなど、丁寧にご説明させて頂きます。パンフレットや資料を用いて、その方にあったご葬儀の提案をさせて頂きます。
可能な方は、時間に余裕の持てる事前相談をおすすめしています。また資料請求もぜひご利用ください。

事前相談のすすめ

事前相談とは、近い将来の葬式の段取りやプランなどを決めるために、お客様と葬儀社との間でコンタクトを取ることを指します。最近では万一に備えてきちんと葬儀の流れについてあらかじめ相談し、理解をしておく方も数多くいらっしゃいます。まごころ葬儀やまなかは、葬儀費用の金額や支払い方法などが、ご遺族にとって先ずは重要な事柄として捉えられており、予算の範囲内で満足したご葬儀を行うためにも、事前相談を是非お勧めいたしております。事前相談の時間は、お客様のご都合に応じて、仕事帰りや休日などの時間を上手く活用することが可能です。詳しくはお問い合わせください。

やまなかのまごころ葬儀Q&A集

もしもの時には、どうすればいいですか?
まずは、0120-1594-76までお電話下さい。24時間365日応対しております。 経験豊富な専門スタッフが状況をお伺いさせていただきます。
大まかな金額を知りたいのですが...
希望されるお葬式の人数や場所、宗旨宗派によって、葬儀総額費用は大きく変動いたします。詳細をお聞かせいただければ、概算での葬儀総額費用のお見積りを作成させていただきます。お見積り作成後、当社から営業のお電話などをすることはございませんので、お気軽にご相談下さい。
掲載しているプラン以外のお葬式は行ってもらえるのでしょうか?
ホームページに掲載しておりますご葬儀プランは、ほんの一部です。その他、宗旨宗派や人数、場所等、ご希望に応じて様々なご提案をさせていただきます。まずはご要望をお聞かせ下さい。
互助会の会員制度に入会しているのですが...
互助会制度にご入会されている方のご葬儀のご相談も受け付けております。解約などについてお悩みの方も、お気軽にご相談下さい。
自宅での葬儀には対応してもらえますか?
自宅でのご葬儀はもちろん、マンションや集会所でのご葬儀も承ります。まずはご要望をお聞かせ下さい。
臨 終
自宅で亡くなった場合、どうすればいいですか?
まず、かかりつけの医師に連絡し、死亡診断書を発行していただきます。(かかりつけの医師がない場合は、すぐに警察に連絡します。)その後、まごころ葬儀やまなか(TEL:0120-1594-76)までご連絡下さい。係員がご自宅に伺います。
葬儀社へ連絡する時には、何を伝えたらよいのでしょうか
必要な情報は葬儀社側からお伺いいたしますのでまずはご一報ください。 ①亡くなられた方のお名前 ②お電話口の方のお名前・故人との関係 ③お迎え場所(病院名など)と時間 ④安置場所(ご自宅または安置施設)などを伺います。 ※まごころ葬儀やまなかは24時間365日受付しておりますので、早朝深夜を問わず係員が対応いたします。
迎えの車(寝台車)には何名乗れますか?また、必ず同乗しなくてはいけませんか?
まごころ葬儀やまなかは365日、24時間体制で営業しておりますので、すぐに(TEL:0120-1594-76)までご連絡下さい。年末年始も営業をしております。夜間においても担当社員が待機しておりますので、何時にお電話いただいても対応致しますのでご安心ください。
真夜中や早朝に亡くなった場合はどうすればいいですか?
まごころ葬儀やまなかは365日、24時間体制で営業しておりますので、すぐに(TEL:0120-1594-76)までご連絡下さい。年末年始も営業をしております。夜間においても担当社員が待機しておりますので、何時にお電話いただいても対応致しますのでご安心ください。
病院で亡くなった場合、最初にどのようにしたらいいですか?
医師による死亡確認を受けましたら、まごころ葬儀やまなか(TEL:0120-1594-76)までご連絡下さい。寝台車のお迎え時間のご確認をいたします。係員がお迎えに上がります。病院の葬儀社から勧誘される場合がありますが「葬儀社は決まっています」とはっきりと意思表示をしてください。
安 置
安置の場所について
ご安置の場所は、ご自宅、葬祭ホール、保冷施設のいずれかを選択することになります。しかし、高層マンションや、搬送が難しい場所の場合は、自宅にお連れするのは難しい時があります。また、火葬まで時間が空いてしまう時は、保冷施設でのご安置をおすすめしています。毎日ドライアイスでの処置は、表情が変わってしまうことがあるからです。保冷施設でのご安置であれば、葬式まで美しい状態を保つことができますので、葬儀で皆様に美しい故人様の姿でご対面して欲しい場合は、保冷施設を選びましょう。安置した場所では、お参りもすることができます。どこでご安置すればよいのか分からない場合には、葬儀社の担当の者に相談して決めるようにしましょう。 adipiscing elit. Mauris eu massa orci.
自宅はマンションなのですが、故人を安置をすることはできますか?
マンションでも安置をすることは可能です。ストレッチャーが入らないエレベーターであっても、担架を傾けてお運びすることも出来ます。エレベーターが無いマンションであっても階段からお運びすることも出来ます。まごころ葬儀やまなかでは「家に帰らせてあげたい」というご家族のご希望を尊重させて頂きますので、まずはご相談ください。
喪 主
喪主はどうやって決めるのですか?
ほとんどの場合、配偶者が喪主を務めますが、配偶者が高齢であったり、体力的に努めることが難しい場合は、ご子息がお務めになります。
出棺時の挨拶は喪主がしなくてはいけませんか?
喪主がされる場合が多いですが、厳密な決まりはありません。遺族を代表されるようなお立場の方であれば、喪主に代わって挨拶をすることがあります。
喪主の役目は?
葬式を行う際には、亡くなった人物の近親者が喪主になることが多いです。息子や配偶者などが、親戚に連絡をしたり、葬儀業者に会場の手配を依頼したりします。そして、葬式の当日には、祭壇の前に出てあいさつなどをします。喪主になる人にとっては、故人と非常に関わりが深かったというケースが多いことから、棺桶に向かって合掌して別れの言葉を口にします。
遺影写真
小さな写真からでも遺影写真は作れますか?
小さな写真でもお作りできます。しかし、大きさや画質により仕上がりは変わってまいります。目安としてはお顔が「親指の爪」よりも大きく写っているものが望ましいです。背景や服などは修正もできますので葬儀社にご相談ください。
葬 儀
会葬人数の把握はどうやって考えればいいのですか?
およその人数は、故人、喪主、遺族の親戚関係と、友人や仕事関係、近所の方々などを考え合わせれば大体の見当が付くと思われます。また、故人宛の年賀状などを参考にしてみるのもいいでしょう。なお、夫婦や家族での弔問も考えられますので、多少の余裕を持たせておいたほうがいいかもしれません。
無宗教のお葬式をしたいのですが、どうしたらよいのでしょうか?
無宗教のお葬式では故人の好きな音楽を流すなど、宗教儀礼にとらわれないその人らしいお別れのかたちを作ることができます。まごころ葬儀やまなかでは無宗教の葬儀実績も多数ありますので、お気軽にご相談ください。
葬儀代金はいつまでに支払うのですか?
基本的には、葬儀後約2~3日で請求書を発行し、およそ1週間以内のお支払いをお願いしております。クレジットカードでのご精算も可能ですのでお申し出ください。
密葬とはどのようなお葬式ですか?
密葬とは「本葬の前に、近親者のみで行うお葬式」の事です。 密葬の規模に定義はないので参列者が100名規模という密葬もあれば少人数の密葬もあります。式の方法も決まった形式はないので、遺族や親族の意思によって決定されます。
神式の葬儀に参列するのですが、なにか気をつけることはありますか?
お香典の表書きは、「御霊前」か「御玉串料」がいいでしょう。それと、神式の場合は、お焼香ではなく「玉串奉奠」(たまぐしほうてん)を行います。神職(斎主)から玉串を受取ったら・・・ 1.玉串は胸の高さに、左手で葉を下から支え、右手で榊の根本を上から、やや左高に少し肘を張って持ちます。 2.神前の玉串案(黒いお盆)の前に進み、深く頭を下げます。 3.玉串の先を時計方向に90度回し、左手を下げて根本を持ち、祈念をこめます。 4.右手で玉串の中ほどを下から支え、玉串をさらに時計方向に回しながら、根本を神前に向け、左手を離して右手の下に添えます。 5.やや前に進んでそのまま玉串案の上に奉奠します。奉奠後、2礼をし、音をたてないように2拍手(しのび手)をし、1礼します。 これが玉串奉奠の作法となります。
死亡届を出すと預貯金が下ろせなくなると聞いたのですが...
亡くなった方の財産は遺産として取り扱われるため、「金融機関が死亡の事実を知った時点」から口座は凍結されます。役所に死亡届を提出したことで金融機関などに連絡が行くわけではありません。凍結された口座からは相続手続きが終わるまでお金を動かすことは出来ませんが、金融機関によっては葬祭費、最低限の生活費などを引き出すことが出来る場合もあるようです。この口座の凍結を解除するには、金融機関によって違いがありますが、名義書換依頼書・除籍謄本と相続者の戸籍謄本・遺産分割協議書・相続人全員の印鑑証明書などが必要です。
死後にすぐ火葬をしてもよいのでしょうか?
日本の法律では原則として死後24時間以上が経過していないと火葬はできない決まりになっています。また、死後7日以内に死亡届を市区町村に提出しなければなりません。その際、医師による死亡診断書(または警察による死体検案書)が必要です。死亡届と一緒に申請して死体火葬許可証が交付されます。この許可証がないと火葬できません。
葬儀式場の費用はどれくらい違う?
葬儀式場の費用は、各施設によって違います。公営式場の場合はおよそ2~7万円くらい、民営の火葬場併設の式場は、25万円くらいが多いようです。寺院式場は、広さや運営する寺院によって大きく変わります。一般的には10~30万円くらいですが、有名な寺院だと100万円くらいします。葬儀費用のなかでも式場費の占める割合は大きいので、葬儀社とよく相談して慎重に決めましょう。
お棺の中に入れられない物は?
基本的に燃えない物は入れることが出来ません。特にゴルフクラブや釣竿、杖などのカーボン製品は、炉内で爆発して火葬炉やお骨を傷つけてしまう可能性があるので入れられません。副葬品については葬儀社に相談してみるのがいいでしょう。
死亡届はどうすればいいですか?
役所に提出手続きをして火葬許可証を交付してもらいます。また、その手続きで除籍もされます。(除籍手続き完了は10日~2週間ほどかかります) 死亡届の提出手続きは通常全て葬儀社が代行してくれますので心配ありません。
供花の札の順番はどうやって決めればいいですか?
基本的に身内が先で、会社関係や友人などはその後になります。通常、「喪主」「子供」「孫」「故人の直接の兄弟」「配偶者の兄弟」です。子供の配偶者の親(例:長男の妻の親)ですが順番は身内の中の後のほうになります。
お葬式に参列した場合の言葉は何て言うのですか?
参列される場合、遺族に対しては「このたびはご愁傷様です」というのが一般的です。「元気を出して」などの励ますような言葉は避けた方がよいとされています。遺族側としては「ご丁寧にありがとうございます」 受付係員でお香典を受け取る際は「ご丁寧にありがとうございます」などの言葉がよいでしょう。
お葬式の日程は、どうやって決めればよいでしょうか
火葬場や葬儀式場の込み具合、お寺のご都合、ご親族のご都合などを照らし合わせて決定をしていくことになります。都内の火葬場併設式場をご利用の場合は1週間ほどお待ちいただく場合も少なくありません。
故人の好きだった花で祭壇を飾ることはできますか?
可能です。最近は、お葬式の祭壇に色とりどりのお花を飾ることが多くなってきました。まごころ葬儀やまなかでは、様々な種類の生花祭壇をご用意しております。また、故人様の好きだったお花、お色や形、大きさなど、なるべくご希望に沿うようにアレンジもできますので、ご遠慮なくご相談下さい。
正式なご焼香の仕方を教えてください
ご焼香の回数や作法は、宗派やそれぞれのお寺によって違いがあります。1回のご焼香に気持ちを込める宗派もあれば、3回することに意味を持つ宗派もあります。ご自分の宗派が分からない場合は、周りにならって何回でもかまいません。参列者の多い葬儀の場合は、時間の調整から、「1回にしてください」と案内されることもありますので、その場合は1回だけご焼香します。なによりも故人を偲び心を込めてお焼香をすることが大切です。
お花を贈りたいのですがどうしたらいいですか?
ご供花のご注文は直接まごころ葬儀やまなかへご連絡ください(フリーダイヤル:0120-1594-76)お客様へFAXにて折り返し注文書を送信させて頂きますので、そちらに必要事項をご記入の上、ご返送下さい。お札の文字の間違いを防ぐ為に、原則はFAXにての申し込みをお願いしております。
菩提寺が遠いのですがどうすればいいですか?
どんなに遠くても納骨をする菩提寺があれば、必ず菩提寺に連絡してご住職の指示を仰いで下さい。どんな遠方からでもお越し下さるかもしれません。都内で火葬だけを済ませ、お骨にしてから菩提寺で葬儀を行う場合や、都内で同じ宗派の僧侶にお経はあげてもらって戒名は菩提寺から授かる場合など、様々なケースが考えられます。また、まごころ葬儀やまなかでは各宗派の寺院のご紹介も可能ですのでご遠慮なくご相談ください。
生花祭壇とは?
お葬式の際の生花祭壇は、故人を見送る大切なお葬式の一部です。基本祭壇に飾るお花は、菊等を使った祭壇が多いのですが、最近では、故人が生前好きだったお花や趣味の物を一緒に飾ったり、お花の色も、基本は白を基調とするお花ばかりだったのが、ピンクや黄色等のカラフルなお花を飾る祭壇も増えてきております。例えば、故人が生前にバラの花を好んでいた場合に、バラの花を祭壇に飾るといったことはよくあることです。故人が好きなお花や、好きな物で飾る事ができたら、見送る方も幸せな気持ちで見送る事ができるでしょう。この葬儀の際の生花祭壇には、様々な内容のプランがあり、金額も少しかわってきます。生花祭壇以外にも、昔ながらの白木祭壇や、生花祭壇と白木祭壇をうまく組み合わせた折衷祭壇といわれるものもあるので、どれを選ぶかは、故人の意思やご家族の経済的な事情によって決めるとよいでしょう。
花祭壇ではなく、白木祭壇をお願いできますか?
もちろん白木祭壇も承ります。大きさによって金額が変わりますので詳しくはご相談ください。
献体登録をしているとお葬式をあげることはできませんか?
通常通り、通夜・葬儀・お花でのお別れもできます。但し、原則として死後48時間以内の引き渡しを大学病院側は求めますので、ある程度時間的な制約がかかることになります。葬儀当日は登録先より霊柩車が来ますのでご出棺後、火葬場ではなく登録先の大学病院にお連れされることになります。
祭壇に決まりはありますか?
葬式の最中には棺桶を祭壇に置くというケースが多い傾向にあります。祭壇とは、葬儀を行う会場の前の方にある、少し高くなっている場所です。大切なものや重要度の高いものを祭壇に置くという慣習があるため、葬儀においては故人を入れた棺桶を置くというわけです。参列者が1人ずつ前にでて、焼香をする際にも、祭壇に置かれている棺桶に向かって合掌をします。そうすることで、手厚く供養することができるというわけです。また、棺桶の少し上の方には遺影などを飾る場合が一般的です。
お通夜とお葬式の違いは?
お通夜とお葬式の違いはなんでしょうか?お通夜は身内のみで行うことが多いです。弔問者は翌日の夕方ごろからとなります。時間は1~2時間程度となっています。遺族、参列者が着席したら僧侶の焼香、読経が始まります。そのあとに遺族、参列者の焼香をし僧侶が退席します。そして喪主または葬儀責任者がお礼の挨拶をして終了です。お葬式はお通夜の翌日の午前中から始まり、故人に対し別れを告げる式となっています。そして、故人の親しかった人たちが最後の別れを告げにきます。お通夜と同じように着席して僧侶の読経までしたら弔辞の拝読をします。そのあと僧侶、遺族、参列者による焼香をし僧侶が退席します。そして喪主がお礼の言葉を言います。最後に故人と最後の対面をし出棺という流れとなっています。どちらも参列する人は香典は1度で構いません。自分にとって親しいと思う人であればお通夜も葬式も参加するべきだと思います。そこで故人への最後のお別れを告げましょう。
葬儀の宗派について
日本の場合、葬式のほとんどは仏教の様式に従って執り行われています。しかし、一口に仏教といってもそれぞれ宗派というものがあり、葬儀にまつわる一連の流れはほとんどの宗派で共通してはいますが、葬儀の場で読経されるお経や作法などに関しては宗派ごとにそれぞれ異なっている点が多々あります。また、葬儀が終わった後に仏壇を購入したとしてもそこへ安置するご本尊も異なっています。 このように同じ宗教ではあっても宗派ごとに細かい点で違いがある理由としては、教えの解釈の違いによって死生観や仏教世界というものの捉え方が異なっているからです。そのため、家族の誰かが亡くなられた場合には、葬儀を行うための最初の段階として自分の家が信仰している宗派調べを行う必要があります。
葬儀に出席する際の服装は?
葬儀・葬式に出席する場合には、様々なマナーがあります。その中には、服装に関するマナーもありますので、いざと言う時に困らない為にも、きちんと把握しておきましょう。服装は基本的に黒い服装で出席することが、大前提としてあります。男性は黒いスーツを着用し、シャツは白でネクタイは黒、靴も黒と言ったスタイルで葬儀に出席することがマナーです。女性の場合も黒い服装で出席しますが、男性に比べるとスーツだけなく喪服やワンピースなど選択肢が増えます。ただし注意しなければいけないことは、露出を抑えるということです。夏場の葬儀でも暑いからといって露出が多くなってはいけません。また露出を抑えるといった点では、スカートを着用する場合は、素足ではなく必ずストッキングを着用することが必要です。多くの人が黒い服装で葬儀に出席することについては認識していますが、意外に見落としがちなことが小物類に関してです。極力アクセサリー類は外す必要があります。しかし、結婚指輪と腕時計は着けていても問題ありません。しかし腕時計も華やかなものは相応しくありませんので、身に付けるなら控え目なものにしましょう。
親族対応
遠方から葬儀に参列頂いた方に、お車代は必要でしょうか
結婚式では遠方からの招待者に交通費を渡すことはありますが、葬儀の参列にかかった交通費、宿泊費は親戚の自己負担とすることが多いです。もちろん喪主側が費用を出しても問題はございません。次回は逆になるかもしれません。葬儀に参列し合う関係となるので、気になさらなくていいと思います。しかし、こちらから弔辞などで特に参列をお願いした人に対して用意することは考えられるでしょう。
忌引の日数は?
官公庁の規定によりますと、配偶者10日、父母7日、子5日、祖父母3日、兄弟姉妹3日、孫1日、伯父伯母1日、配偶者の父母3日、配偶者の祖父母1日となっております。民間会社はこれを参考にしていると思われますが、所属団体の就業規則を確認をしてください。
葬儀式の席次は?
葬儀式中の席次は、故人との血縁を重視します。ですから喪主は故人に一番近い所に何時もいます。席次では祭壇に向かって右側の棺よりに座り、他関係者は祭壇向かって左側に座ります。
葬儀後
後飾り祭壇
後飾り祭壇とは、火葬からお骨上げまでの一通りの葬式が終了し、ご自宅に戻ってきた際に、骨壷やお位牌・ご遺影を飾り納骨までの間ご自宅に安置する祭壇のことです。この祭壇を前にして、精進落としの食事をし、故人をしのびます。この祭壇の意味は他にもあり、通夜・葬儀に来ることができなかった人や、その他の弔問客、ご近所の方がお参りするためでもあります。白木などで飾る場合もありますが、最近ではダンボール紙製のものがあり、すべての法要が終わったあとに処分することもできます。また、後飾り祭壇は大切にとっておけば、その後の1周忌や三回忌等の法事でも使用することができます。後飾り祭壇は、必ずしも必要なものではありませんが、喪に服するには大切なものでもありますので、ご遺族の様々な事情に合わせて、適当なものを選ぶとよいでしょう。
生花・弔電をいただいた方へはどうお返しすればよいですか?
弔電のみを頂いた方にはお品物は送る必要はありませんが、ご厚情に対しての御礼の言葉は伝えられた方がよいかと思います(電話・礼状など)供花を頂いた方には供花の半額程度のお品物を忌明けに送られる方が多いようです。
葬儀が終わると葬祭費がもらえると聞いたのですが...
国民健康保険に加入している方ならば、金額は各市区町村によって違いはありますが一定の金額が支給されます。 2年以内に申告しないといけませんので、忘れずに手続きをしてください。
葬儀が終わった後に会社への挨拶はどうすればいいですか?
葬儀終了後1週間以内を目安にお伺いしてお礼を述べます。ただし諸事情で伺うことができない場合は電話でお礼を述べます。
葬儀が終わった後に近隣への挨拶はどうすればいいですか?
葬儀の翌日か翌々日を目安にお伺いしてお礼を述べます。ただし諸事情で伺うことができない場合は電話でお礼を述べます。
喪中なのですが、お歳暮は送らない方がよいでしょうか
お歳暮はお世話になったお礼とご挨拶ですので、喪とは関係ありません。例年通り行ってかまいません。
祥月命日とは?
祥月命日とは、年に一度巡ってくる、亡くなった忌日のことを指します。例えば、四月一日に亡くなったのであれば、毎年、四月一日が祥月命日です。
お盆の迎え火ってどうするのですか?
お盆とは8月13日(お盆の入り)から8月16日(お盆明け)(15日のところもあります)東京は7月13日から7月16日までの期間を「盆」と言い先祖の霊が帰ってくる日とされています。また故人の初めてのお盆は「新盆」「初盆」と言い白い提灯で迎えます。迎え火はお墓で焚いた火をお線香や盆提灯で家まで持って帰ってきます。今では霊が迷わないようにという意味から、門口で苧殻を焚き、迎え火としています。
納 骨
まだお墓がないのですが、納骨はいつまでにしなくてはいけないのでしょうか?
いつまでとは決まってはおりませんが、一般的な目安としては四十九日法要の際に行うことが多いようです。お墓がない場合は急ぐ必要はなく、一周忌や三回忌に合わせてお墓をご用意されればよいと思います。また、お骨はお世話になったお寺様に預っていただくことも可能です。
散骨をお願いできますか?
散骨とは、焼骨を粉末状にした後、海、空、山中等に撒く葬送方法です。弊社では海での散骨を取り扱っております。詳細についてはご相談ください。
お布施
戒名(法名)は種類によって費用が違うと聞きましたが
戒名には(男性の場合は)「信士」「居士」「院居士」(女性の場合は)「信女」「大姉」「院大姉」というような区別があり、この順序に沿って費用が高くなる場合が多いです。一般的には「お経料」「戒名料」といった分け方はせずに、まとめて「お布施」とする場合が多いようです。
お布施はいつどのようにしてお渡しするのでしょうか
葬儀の式が始まる前、僧侶に挨拶する場面でお布施を渡すことが多いです。僧侶が到着したら葬儀社が控室に案内し、到着したことを伝えてくれるでしょう。菩提寺との関係が深い場合などは、自分たちで対応することもあります。挨拶では、「今日と明日と、よろしくお願い致します」など一言添えて渡すといいでしょう。
お付き合いをしている宗教者(お寺など)がありません。どうしたらよいのでしょうか
ご安心下さい。弊社で宗教者様をご紹介させていただきます。事前に宗旨宗派のご確認をお願いします。
僧侶への御礼(お布施)金額はいくら包めばよいのでしょうか
お布施の金額はそれぞれのお寺や地域によっても異なりますし、お寺さんとご家族の関係によっても異なります。ご負担にならないようなアドバイスをさせていただきますので、事前にご相談ください。
しきたり
なぜ御遺体の上に刃物を置くのですか?
ご遺体の枕元、あるいはご遺体の上に小刀かかみそり、はさみなどの刃物を置く習慣があります。これを「守り刀」といいます。死者が武士の場合に、枕元に刀を置いた名残であるとか、魔除けのため、死霊を封じ込めるため、など様々な言い伝えがあります。(浄土真宗系では不要とされています。)
お葬式の時、山盛りのご飯に箸を立てるのはなぜですか?
ご遺体の枕元に小机を置いて枕飾りをしますが、そこに生前使っていた茶碗に山盛りのご飯に箸を立てたものを供える習慣があります。これを「一膳飯」や「枕飯」といいます。箸を立てるのは、故人のためだけのご飯であるという意味もこめられているようです。(浄土真宗系では不要とされています。)
棺の中にお金を入れてもいいのでしょうか
棺の中に本物の貨幣は入れられません。江戸時代には実際に六文銭を入れたようですが、現在は紙にプリントをした模造品を使用することが多いです。六文銭は三途の川をわたるときの渡し賃であるといわれています。
火葬場への往路と復路は違う道を通るのはなぜですか?
死者が名残惜しくまた戻ってこないように、違う道をとってわからないようにする、という迷信が伝統として伝わっているのが理由です。
「友引」には葬儀は行われないのでしょうか?
友引の日は東京都の場合は火葬場が定休日となっている場合が多いので、葬儀を行う事ができない場合が多いです。
妊娠中は、通夜や葬式に出ないほうがよいのでしょうか
昔、死者が胎児に影響を与えるのではないかと考えられたからです。それが言い伝えとして残っているのでしょうが出てはいけないというきまりはありません。
亡くなった人を北枕に寝かせるのは何故ですか?
お釈迦様が亡くなった時に頭部を北に顔を西に向けている姿であった事から、故人の頭を北にして寝かせます。また、お部屋の状況により北枕にお寝かせできない場合は西向き、もしくは部屋の上座に頭を向けます。
火葬をした後に、箸で挟みあって骨を拾うのは何故ですか?
仏教では新たに亡くなった方がいるとき、仏壇の開け閉めについてとくに説かれていません。浄土真宗においては、開けておくべきと言われております。一方、神道では、神棚を閉め、白い紙で封をするよういわれます。死は穢れであり、葬儀・供養によって神になると考えられており、その間は穢れが神棚に及ばないようにするためです。仏壇を閉めるといういわれは、神仏混合の流れから来ているのではないでしょうか。
白装束と旅支度は必ず必要ですか?
必ず必要というわけではありません。近年では、生前愛用されていたお洋服で旅立たれる方が増えております。(浄土真宗では、死後すぐに成仏するという教えですから旅支度は行いません。)
弔問マナー
年末に亡くなったので年賀欠礼状が間に合いません。どうすればよいでしょうか?
通常、年賀欠礼状は12月初旬までに先方に届くように送付します。 年末に不幸があり欠礼状が間に合わなかった場合には、7日が過ぎてから寒中見舞いを出しましょう。 《寒中見舞いの文例》 寒中お見舞い申しあげます。昨年12月○○日 父○○が○○歳にて永眠いたしましたため、喪中につき年末年始のごあいさつを失礼させていただきました。ご通知が遅れましたこと、深くおわび申しあげます。本年も変わらぬご厚誼のほどよろしくお願い申しあげます。
故人のお顔を見てもよいのでしょうか?
訃報を受け、驚きと信じ難い気持ちで故人の顔を見たい思いっても、勝手に白布を取ってはいけません。親しい間柄でも必ず身内の方の許しを得てからにします。納棺されている場合においても、必ず遺族の許可を頂いてから拝顔させて頂きましょう。
「御厚志お断り」ってどういうことですか?
香典・供花・お供物は頂きませんということで事です。親族よりも故人の意思によるものが多く何も持たず弔問に伺うのがよいでしょう。
通夜振る舞いは遠慮したほうがいいのですか?
特別に遠慮することはございません。食事をしながら故人の想い出話をすることが供養になるという考えもあります。一般的に喪家の方々は弔問にお越しくださった方々のために、お食事を用意して下さっています。皆さんが遠慮して召し上がらないでお帰りになった場合は、料理が余って無駄になってしまうケースもあります。ただ、気をつけたいことは長居をしないということでしょう。
親友だった故人とゆっくりとお別れしたいのですがどうしたらいいですか?
お通夜の式の終了後、皆様がお食事をなさっている間に、誰もいなくなった式場でゆっくりと時間をとるのがいいかもしれません。また、葬儀・告別式の後、火葬場までのご同行を希望される場合は、前もってご遺族にその旨をお伝えください。
香 典
香典袋には、お金の向きはどのように入れたら良いですか?
顔を下にして、お金を袋から出したときに金額から見えるようにします。葬儀では通常とは逆のことをする慣習があることから、お礼を裏向きにいたします。新札は避けた方が無難ですが、どうしても新札しかない場合は真ん中に折り目をつけておくと良いでしょう。
連名で香典を包むとき、名前はどのように記入すればいいですか?
香典を連名で出される場合は3名程度までなら、それぞれの名前を表面に書きます。住所までは書き切れないので、中袋に金額と3名の名前と住所を明記します。4名以上の場合、表には代表者の名前を記し、外一同とします。そして中袋に全員の氏名と住所を明記します。
香典袋の書き方を教えて下さい。
市販の香典袋の表の水引の上には「御香典」「御霊前」などの表書きがされていると思いますので、水引きの下にあなたの氏名を書きます。裏面の左端に金額を記入します。中袋の裏面に住所、氏名、金額を記入する欄がありますので、住所も記入します。
キリスト教葬の香典袋と表書きはどうすれば良いでしょうか?
キリスト教では「御霊前」「御花料」という表書きにします。水引きは白黒か銀一色のものを用いるのがよいでしょう。蓮の模様入りの袋(仏式)は避けましょう。
御霊前と御仏前はどのように使い分けるのでしょうか?
ご霊前は「亡くなられた人の御霊の御前に」という意味であり通夜や葬儀の時に用いられます。ご仏前は「成仏した仏様の御前」という意味になり49日以降の法事の時に用いられます。例外として浄土真宗では「信者は死とともに成仏する」という教えから葬儀でも「御仏前」を用いるようです。また、仏式であればこのほかに「御香典」という表書きがありますが、これは宗旨に関係なく使えます。
香典返しの時期や金額の相場は?
一般的には、香典返しをする時期は四十九日の法要が済んだ後が好ましいとされています。葬儀が済んだ後、四十九日の法要が済むまではまだ忌中・喪中であるので、この時期に香典返しという返礼を慎むというのが礼法にかなっているためです。そのため、四十九日の法要を済ませた後で香典返しを一斉に発送するのが理想的です。 香典返しの相場は頂いたお香典の半返しといわれており、一般的にはお香典の半額相当の品を贈ることが多いのですが、必ずしもお香典の半額にしなければならないという決まりはありません。親戚や故人が生前にお世話になった人に対しては特にお香典の半額にこだわる必要はありません。また、最近では葬儀の当日に参列してくれた人に対してその場で品物を贈る当日返しをする習慣が根付いていますが、この場合、あらためて後日に品物を贈る必要はありません。 また、お葬式を手伝ってくれた方などには感謝の気持ちを表すために香典返しとしてではなく、葬儀後すぐに何らかの品物を贈ることもあります。
返礼品はどんなものが良い?
一般的な葬儀を営む際、通夜や告別式に駆けつけていただいた参列者の方から、ご香典を頂戴するケースが大多数となります。返礼品は、その際にお渡しするお礼の品として位置付けられています。どのようなものを選べば良いのか、実際のところ頭を悩ませるケースが多いですが、一般的には、食品ならばお茶や海苔などの乾物などをお渡しする場合が多く見受けられます。また、ハンカチや少額の商品券などの場合もあります。しかし、地域による定番品などもあることから、品物選びに迷った際は葬祭業者などに相談してみるとよいでしょう。最近では、カタログ形式による返礼品も注目を集めています。雑貨やアクセサリー、食器や食品など、多岐に渡る品が掲載されているため、様々な方の好みやニーズに応えることが出来ることから、人気を集めています。また、カタログ形式の場合、持ち帰る際の荷物が少なく済むことも、好評を博している理由として挙げることが出来ます。
忌明けの挨拶状と香典返し
忌明けとは、忌の期間が満了した事を言い、この時期はお祝い事や派手な事はなるべく避けるというのが昔からの習わしとなっています。個の期間は仏教の場合は49日間で、それを過ぎると忌明けとなります。一般的に、忌明けとなると遺族は葬儀の際に香典などをいただいた方に対して、香典返しを行います。現在では葬儀の時に即返しとして受け付けで渡す場合も多々ありますが、このように忌明けのタイミングで送る様にしている所もまだまだ少なくありません。また、この時は香典返しの品物を送るだけでなく、忌明けの挨拶状と共に送る事が多くなっています。香典返しに関しては、必ず送らなければいけないという物ではありませんが、習慣として多くの人はお返しをするのが一般的となっています。ただ、経済的な問題などからどうしてもお返しができないという場合も珍しくありません。そういう場合も、お礼の言葉などを一筆添えて手紙を送る様にすれば、マナー違反だと思われにくくなります。
事 前
本人が自宅療養しているので、自宅以外で事前相談がしたいのですが...
ご対象となる方が自宅にいるので、自宅での相談が難しいケースはよくあります。ご自宅近辺や指定のファミリーレストランなどでご相談を承ることが可能です。もちろん弊社にご来社頂いてのご相談も可能です。
弔 電
喪主に面識がない場合、弔電は誰宛に出すのですか?
弔電は面識がなくとも、喪主に対して出すことが一般的です。
弔電(電報)はどうやって送ればいいのですか?
NTT 115 番にて電報の申し込みができます。受付時間はAM8:00~PM10:00 までとなっています。その他、インターネットでのサービスもあります。
その他
故人の確定申告と医療費控除
故人の支払った医療費に関する医療費控除は、同居等の家族の所得が一番多い人のものに加えて申告をしても構いません。それにより所得税の確定申告における所得税の減税及び翌年度における住民税の減税効果が得られます。これは何も故人に限ったことではなく、他の人の場合でも同様です。家族の中で誰か一番所得が多い人に控除を適用することで、減税効果が非常に強く出るものです。医療費控除で気を付けるべき点は、医療費のみに関して計上ができるだけではなく、交通費など通院にかかったお金も計上が可能であり、さらに一般のドラッグストアなどで購入した治療に関わる市販薬等も加えることができます。さらに、介護保険制度を利用していた場合には、医療系のサービス、たとえば訪問看護などの費用も加えて計上が可能となります。なお、医療費控除では領収書がなければ計上することができません。ただし、公共交通機関の費用は領収はまずないので、メモ等でいくら支払ったのかを残しておくことが肝心です。
納骨堂の費用
お通夜からのお葬式が滞りなく済み、先祖代々のお墓にお骨を納めるまでが、葬儀の一般的な進行順序だと思っていらっしゃる方がほとんどでしょう。しかし、現代は葬儀の方法も、手順も、お骨の弔い方も、実に多様化しています。たとえば、お葬式をこぢんまりとした家族葬にしたり、お骨も散骨してお墓を持たなかったりすることもあるようです。そんな中、お骨を納める場所として納骨堂を選ぶ方も増えてきています。寺院の敷地内にある建物で、料金の安いものは個別に祀ることは少なく、逆に150万円前後であれば永代供養料込みでの販売が多くなっています。納骨堂の費用が高いと感じるか、安いと思うかはそれぞれですが、お墓を新たに求めることを考えるのであればご一考される余地があるのではないでしょうか。
遺品整理と形見分け
亡くなられた方を供養するための儀式としては、故人が信仰をしていた各宗教や宗派のしきたりに従って葬式や葬儀を執り行うことになりますが、この一連の儀式が終わった後でも遺族の方たちはまだ気を抜くことはできません。葬儀や葬式、法要などが終わったあとには故人の遺品整理をする必要があるからです。遺品整理をするにあたっては、そのまま残しておきたい物と処分していい物を分別することから取り掛かることになりますが、メモや手紙、日記などは故人の生活を書き記したものであり、後々必要となってくる場面もあります。そのため、メモや手紙、日記などは大切に保管をしておいたほうがいいでしょう。また、故人が生前に大切にしていた身の回りの品々に関しては故人を偲ぶという意味でも、生前に懇意にしていた友人や親戚などに形見分けとして贈ってみてもかまいません。ただし、いくら生前に懇意にしていた友人や親戚であっても、目上の人に形見分けとして遺品を贈るのは失礼に当たるのでその点には注意が必要になってきます
葬儀の供花
供花とは、故人にお供えするお花の事をいい、死者の霊を慰めると同時に、お葬式の祭壇を華やかにする意味もあります。遠方の方で参列できない方等は、お香典の代わりに供花を贈る事もあります。この供花ですが、贈る場合にどのように贈っていいのかわからない場合は、お葬式を行う会館にお問い合わせをし、供花の注文をすると間違いないです。普通のお花屋さんで頼まれる方もいますが、場所によってはお送りできない場合がありますので、葬儀を行う場所にまずお問い合わせします。あと、供花を贈る時は、通夜開始の3時間前までに注文します。この時間等は場所によって違いますので、必ずお問い合わせしてみて下さい。また、自宅にお贈りする場合は、初七日から四十九日までに送ります。お花の色は淡い、優しい色合いのものにするといいでしょう。最近のお花屋さんではバラを入れる所もありますが、マナーに厳しい方はバラ入りのお花を好まない場合もあるので注意する必要があります。
お彼岸とは
仏教の世界では六波羅蜜の修行を行うことで悟りの世界に到達できるとされていますが、その到達地点のことを「彼岸」と言います。私たちが生きている、煩悩と迷いの世界は、これに対して此岸(しがん)と言います。さて、お彼岸ですが、春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日、計7日を春の彼岸、秋の彼岸と呼びますが、亡くなった人の世界に近づくという意味があるので、彼岸と言うわけです。お盆は地方によって7月と8月で異なりますが、亡くなった方にこちらの世界に来ていただくということで、性質が異なります。こちらも、地方によって行うことが異なることもありますが、お盆はお迎えにお墓に行く、彼岸は会いにお墓に行くということで、同じ所作でも意味が異なります。大きく違うのは、お盆はお迎えとお送りで2回お墓に行きますが、彼岸は一度という部分です。お墓の掃除や花のお供えはどちらも共通していますし、お仏壇をきれいにしておくのも意味は別として共通です。ちなみに、春のお供えはボタンの花にちなんで牡丹餅、秋は萩の花にちなんでおはぎとなっています。
合同葬とは?
合同葬とは企業と遺族が一緒になって葬儀・葬式を主催し、個人葬と社葬を一緒に行うことを指します。企業と遺族が共に主催者ですので、双方話し合って段取りを決めていきますが、基本的には遺族側の意向が尊重されるケースが多いです。費用負担に関しても企業・遺族双方が話し合って決めますが、税務上企業の損金として認められないものに関しては、遺族側が負担することになります。それ以外の費用に関しては、全額企業側が負担しても構いませんが、その場合は話し合いを難航させない為にも、企業側があらかじめ社内規定で定めておくことが重要となります。合同葬は当然ながら個人葬に比べて規模が大きくなりますので、限られた時間の中で準備を行うことは大変です。また葬儀を取り仕切ることも容易ではありませんので、細心の注意を払いながら行うことが大切です。合同葬は社葬に比べて費用を抑えることが出来ますので、社葬を行えないような中小企業で合同葬を行うケースは増えて来ています。
葬儀の準備
葬儀の準備は慣れているという人は少ないでしょうから、自分の親族が亡くなり喪主を務めることになった時のために、葬式に関してある程度知識があったほうが良いでしょう。当然、葬式を執り行う場合には葬儀屋に依頼することになりますが、スムーズに手続きをすすめられるように、事前にある程度、葬式の流れを把握しておくことが必要になります。また、葬儀屋に依頼する前には、必ず費用を確認しましょう。会社やプランによってかかる費用が大きく異なります。なお、広告などで掲載されている費用でも、別途で追加費用が必要になってしまうこともあるので、注意が必要になります。また、どの程度の規模で葬儀を執り行うかも重要なポイントとなるので、生前に機会があれば、親族とある程度話し合っておいたほうが、いざというときに段取りで苦労することも少なくなるでしょう。